利用するツール
基盤システムはオープンソースで構築
Fレックスで利用するソフトウェアシステムはオープンソースソフトウェアを基本に置いている.その理由として以下の2つがあります.
- Fレックスの運営に適応させるためのシステムのカスタマイズを容易にするため
- Fレックスで大学連携のためにカスタマイズしたシステムを他の地域で利用することを容易にするため
Fレックスでは,授業を支援するためのLMS (Learning Management System),コミュニティ形成を支援するためのSNS (Social Networking Service ),学習者を支援するためのeポートフォリオ,ホームページ作成を支援するためのCMS (Contents Management System )を導入している.すべてオープンソースソフトウェアを採用しているが,LMSとしては世界の大学で導入が進んでいるMoodle,SNSとしては地域SNSのプラットフォームとしては人気が高いOpenSNP,eポートフォリオとしてはMoodleとの相性が良いMahara,CMSとしては国立情報学研究所で開発されたNetCommonsを利用しています.
また,これらのシステムに一度ログインすればあとは透過的に別のシステムを使えるようにするためのシングルサインオン(SSO)システムとしてCASを導入しています.さらに,ログインのためのユーザIDとパスワードを各機関で利用しているものと連動させるため,CASから各機関の認証サーバへ問合せを可能にするようなカスタマイズを行っています.