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2026年4月のお酒値上げ一覧|ウイスキー・日本酒・焼酎・梅酒の影響と家計対策

酒類(ビール・ワイン・ウイスキー・缶飲料)の価格が上昇している様子を、コインの積み上がりと上向きの矢印で表現したイラスト

「好きなお酒の値段が上がる…どのくらい家計に響くの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。

2026年4月は食品・飲料全体で2,500品目超の値上げが予定されており、お酒もその大きな波に含まれています。
サントリーの人気ウイスキー、有名銘柄の日本酒・焼酎、クラフトビールや梅酒まで、幅広いジャンルで価格改定が重なる「値上げラッシュの春」となっています。

この記事では、ジャンル別の値上げ内容を一覧で整理するとともに、なぜこれだけ多くのお酒が同時に値上がりするのか、その背景と家計への影響・対策もあわせて解説します。


目次

2026年4月のお酒値上げ、まず全体像を把握しよう

帝国データバンクの調査によると、2026年4月は飲食料品だけで2,516品目の値上げが予定されており、これは2026年1〜6月の中で最も多い月となっています。
酒類・飲料はその中でも主要なカテゴリの一つで、焼酎・ウイスキー・日本酒など幅広いジャンルに及んでいます。

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カテゴリ主な値上げ内容値上げ幅の目安
ウイスキーサントリー「響」「山崎」「白州」など6〜15%
日本酒「久保田」「獺祭」「〆張鶴」など複数銘柄5〜15%前後
焼酎雲海酒造・白玉醸造・サントリー系など6〜20%
クラフトビールヤッホーブルーイング「よなよなエール」ほか、平和酒造クラフトビール約10%前後
梅酒・リキュール平和酒造「鶴梅」など10〜20%

※価格はメーカー希望小売価格(税込)です。実際の店頭価格とは異なる場合があります。
時期や販売店により変動します。


なぜ2026年4月にこれほど多くのお酒が値上がりするのか

氷が入ったグラスにボトルから透明なお酒を注いでいる様子のクローズアップ画像

毎年4月は「年度替わり」のタイミングにあたるため、多くのメーカーがこの時期に価格改定をまとめて実施する傾向があります。
2026年春の酒類値上げは、以下のような複数の要因が重なっています。

① 原材料費の継続的な高騰

麦芽・ホップ・米(酒米)・サトウキビなど、お酒の原材料は国際市場で取引されるものが多く、ここ数年の世界的な物価上昇の影響を受け続けています。
特に国産の酒米は需給が逼迫しており、日本酒メーカーにとってはコスト上昇が顕著です。

② 円安による輸入コストの増加

ウイスキーの樽や輸入ワイン・ホップなど、海外から調達する原材料・資材のコストは、円安が進んだここ数年で大幅に上昇しました。
輸入ウイスキーや輸入ワインについては、為替の影響が直接価格に反映されやすい構造です。

③ 物流費・人件費の上昇

2024年から本格化したいわゆる「物流の2024年問題」(トラックドライバーの時間外労働規制強化)により、輸送コストは業界全体で上昇しています。
加えて、最低賃金の引き上げや賃上げの流れも、製造・流通コストを押し上げる要因となっています。

④ 包装・容器資材のコスト増

缶・瓶・段ボールなどの包装資材も、原材料価格の上昇を受けてコストが増加しています。
瓶詰め商品が多いウイスキーや日本酒においても、この影響は無視できない水準となっています。

ポイント: 今回の値上げは「一つの原因」ではなく、原材料・為替・物流・人件費・資材という複数のコスト要因が同時に押し寄せた結果です。メーカー各社がこれまでコスト吸収に努めてきた末の、やむを得ない価格改定といえます。


【ウイスキー】サントリーが最大規模の改定、39ブランド187品目

琥珀色のウイスキーボトルが並ぶ重厚感のあるディスプレイシーン

今回の酒類値上げで最も大きな規模となるのが、サントリーホールディングスによるウイスキー・焼酎・輸入ワインの価格改定です。
対象は39ブランド・187品目にのぼります。

ウイスキーでは、日本を代表するプレミアムブランド「響」「山崎」「白州」の3銘柄が対象となっており、値上げ率は6〜15%程度の見込みです。
長期熟成品ほど値上げ率が高くなる傾向があり、熟成25〜30年以上のプレミアム品については定価が大幅に引き上げられます。

主なウイスキーの価格改定一覧(サントリー・2026年4月)

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商品名改定前(税込)改定後(税込)
響 JAPANESE HARMONY7,500円8,000円
響 BLENDER’S CHOICE15,000円16,000円
響 21年55,000円61,000円
シングルモルト山崎 180ml1,950円2,090円
シングルモルト山崎 700ml7,000円7,500円
シングルモルト山崎 12年15,000円16,000円
シングルモルト山崎 18年55,000円61,000円
シングルモルト白州 180ml1,950円2,090円
シングルモルト白州 700ml7,000円7,500円
シングルモルト白州 12年15,000円16,000円
シングルモルト白州 18年55,000円61,000円

※出典:サントリーホールディングス「ウイスキー・焼酎・輸入ワイン 一部商品の価格改定について」(2026年4月1日出荷分より)

なお、熟成18年以上の希少銘柄はもともと定価を大幅に上回る市場価格で流通しているケースが多く、4月以降はさらに入手難易度が高まると見込まれます。

ウイスキー・焼酎・輸入ワイン 一部商品の価格改定について|サントリーホールディングス


【日本酒】「久保田」「獺祭」など人気銘柄が相次いで値上げ

木枡に日本酒を注ぐ伝統的な和のスタイルの一杯

日本酒でも、消費者に広く親しまれている銘柄が値上げを予定しています。
一升瓶(1,800ml)換算で500円を超える値上げとなるケースも見られます。

主な日本酒の価格改定一覧(2026年4月)

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商品名改定前(税込)改定後(税込)
久保田 萬寿 1,800ml9,900円10,945円
久保田 千寿 1,800ml2,904円3,135円
久保田 純米大吟醸 1,800ml4,136円4,466円
朝日山 純米吟醸 1,800ml2,860円3,113円
朝日山 萬寿盃 1,800ml5,764円6,281円
獺祭 純米大吟醸 磨き23 1,800ml10,400円11,600円
獺祭 純米大吟醸 磨き39 1,800ml5,000円5,600円
獺祭 純米大吟醸 磨き45 1,800ml3,970円4,500円
〆張鶴 純米吟醸 1,800ml3,781円3,960円
〆張鶴 吟醸 吟撰 1,800ml4,280円4,598円
紀土 純米吟醸 1,800ml2,640円2,860円
紀土 純米大吟醸 山田錦 1,800ml3,300円3,520円
九頭龍 純米 1,800ml2,860円3,080円
天青 純米吟醸 千峰 1,800ml3,795円4,070円
雪中梅 純米 1,800ml3,300円3,630円
亀泉 純米吟醸生原酒 CEL-24 1,800ml4,455円4,675円

※上記は各銘柄の希望小売価格(税込)です。実際の販売価格は酒販店・時期により異なります。

日本酒の値上げ背景には、酒米の調達コスト上昇や製造・物流費の増加があります。
特に「久保田」や「獺祭」のような人気銘柄は需要が高く、値上がり後も需要が落ちにくいとみられています。


【焼酎】雲海酒造・白玉醸造など、定番銘柄も改定

氷を入れた器に透明な焼酎を注ぐ冷酒のクローズアップ

焼酎も今回の値上げ対象に含まれています。
一升瓶での値上げ幅は100〜400円程度が中心で、日本酒と比べると上昇幅はやや穏やかなものが多い傾向です。
ただし、値上げ率では10〜20%に達する銘柄もあります。

主な焼酎の価格改定一覧(2026年4月)

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商品名改定前(参考小売価格・税別)改定後(参考小売価格・税別)
木挽BLUE 1,800mlパック 25度約1,849円約2,069円(+220円・11.9%)
そば雲海 1,800ml瓶 25度約1,960円約2,158円(+198円・10.1%)
いいとも 1,800mlパック 25度約1,820円約1,931円(+111円・6.1%)
GLOW EP05 1,800ml 25度3,300円3,630円
七田 粕取り 1,800ml 25度3,245円3,300円
帰山 そば焼酎 1,800ml 35度3,740円3,850円
芋焼酎 魔王 1,800ml 25度3,200円3,600円

※出典:雲海酒造「本格焼酎 価格改定のお知らせ」、白玉醸造公式情報ほか(2026年4月改定予定)。
雲海酒造3品は参考小売価格(税別)から値上げ幅・値上げ率をもとに算出。

芋焼酎「魔王」は1本あたり400円の値上げとなり、焼酎の中では特に目立つ水準です。
愛飲している方は早めのまとめ買いを検討する価値があるでしょう。

サントリー系では「鏡月Green」「大隅OSUMI」「ソウルマッコリ」も値上げ予定とされていますが、現時点では具体的な値上げ率の発表がなく、詳細は4月改定時に確認が必要です(値上げ率は2〜20%の範囲とのことです)。

本格焼酎 価格改定のお知らせ|雲海酒造


【クラフトビール】ヤッホーブルーイングが「よなよなエール」等を値上げ

複数種類のクラフトビールを飲み比べできるグラスとナッツの盛り合わせ

2026年4月のビール類の値上げについては、アサヒ・キリン・サッポロ・サントリーの大手4社は価格改定を予定していません(大手4社の一斉値上げは2025年4月に実施済みです)。

一方、クラフトビールメーカーのヤッホーブルーイングは、「よなよなエール」をはじめとする製品全般で2026年4月より価格改定を実施予定です。
クラフトビールは原材料の品質へのこだわりから大手より原材料コストの影響を受けやすく、今回の改定に至ったとみられます。

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メーカー値上げ対象備考
ヤッホーブルーイングよなよなエールほか製品全般具体的な値上げ率は公式サイトで確認
平和酒造平和クラフト 330ml(436円→480円)、平和クラフト IPA 330ml(484円→532円)約10%の値上げ

大手ビールについては2026年10月に酒税改正が控えており、税率一本化によってビール(狭義)は値下がりの可能性がある一方、発泡酒・新ジャンルは値上がりの可能性があります。


【梅酒・リキュール】平和酒造「鶴梅」など、こちらも値上がり

梅酒やリキュールも今回の改定対象に含まれています。「鶴梅」シリーズは720mlで200円を超える値上げとなっており、リキュールとしては比較的大きな改定幅です。
梅酒ファンには早めの対応がおすすめです。

その他のお酒の価格改定一覧(2026年4月)

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商品名改定前(税込)改定後(税込)
鶴梅 完熟 720ml(リキュール)1,210円1,452円
鶴梅 すっぱい 720ml(リキュール)1,430円1,716円
八岐の梅酒 南高梅・古城梅 1,800ml(リキュール)2,640円2,904円

※出典:平和酒造公式情報(2026年4月改定予定)


2026年10月にはさらに「酒税改正」も控えている

2026年のお酒をめぐる動きは、4月の値上げだけではありません。
同年10月には、酒税法の改正によってビール・発泡酒・新ジャンル(第三のビール)の酒税率が一本化される予定です。

これにより、税率が引き上げられる発泡酒・新ジャンルは値上がりし、逆に税率が引き下げられる狭義のビールは値下げにつながる可能性があります。
「安さ」を理由に発泡酒や新ジャンルを選んできた方にとっては、選択のメリットが薄れる可能性がある点に注意が必要です。

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種類2026年10月の酒税改正の方向性
ビール(狭義)税率引き下げ → 価格が下がる可能性あり
発泡酒税率引き上げ → 価格が上がる可能性あり
新ジャンル(第三のビール)発泡酒と同率に → 価格が上がる可能性あり

ポイント: 4月の値上げと10月の酒税改正がセットで重なる2026年は、ビール系飲料の購入戦略を見直す大きなタイミングといえます。


家計への影響と賢い対策

異なる種類のビールが入った4種類のグラス(黒ビール、エール、アンバー、ピルスナー)が並ぶシンプルなイラスト

お酒の値上げで家計はどう変わる?

お酒の値上げが家計に与える影響は、飲む頻度・量・銘柄によって大きく異なります。
日常的に飲む習慣のある方を想定して試算すると、以下のようなイメージになります。

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飲み方の例月の負担増(試算)
日本酒(一升瓶)を月2本、1本+300円の場合約600円/月
ウイスキー700mlを月1本、1本+500円の場合約500円/月
焼酎(一升瓶)を月2本、1本+200円の場合約400円/月
クラフトビール330mlを月10本、1本+40円の場合約400円/月

単体では「数百円」の増加でも、食品・光熱費・日用品などほかの値上げと合わせると、家計全体への影響はじわじわと積み上がります。

対策①:値上げ前のまとめ買いを検討する

常温保存できるビールや焼酎・ウイスキーは、賞味期限が長く保管しやすい点がメリットです。
飲む量の見通しを立てた上で、3月中に適量をまとめ買いしておくことで、値上げ後の支出を抑えることができます。
ただし、過度な買いだめは「ある安心感から消費が増える」という逆効果になりやすいため、あくまで2〜3ヶ月分を上限の目安にするのが賢明です。

対策②:ECサイトや酒専門店を活用する

焼酎や日本酒は、通常のスーパーよりもECサイトや酒専門店のほうが割安で販売されているケースが多くあります。送料無料ラインを意識しつつ、ポイント還元やセール時期を活用することで、実質的な支出を抑えることができます。

対策③:銘柄・ジャンルの見直しを検討する

普段飲んでいるお酒が大幅に値上がりする場合、同系統で価格改定幅が小さい銘柄や、よりコストパフォーマンスの高いジャンルへシフトすることも一つの方法です。
たとえば、プレミアムウイスキーから国産ハイボール用ウイスキーへ切り替えるだけでも、月々の支出は大きく変わります。

ただし、「10月の酒税改正で発泡酒・新ジャンルが値上がりする」という点は念頭に置いておくことが重要です。

対策④:飲み方・頻度の見直しも選択肢の一つ

値上がりをきっかけに、「週末のみ」「特別なときだけ」という楽しみ方に切り替えることも、家計管理の観点では有効な選択です。
お酒を「特別感のある嗜好品」として位置づけ直すことで、むしろ一杯一杯をより大切に味わえるという側面もあります。


よくある質問

Q. 2026年4月のお酒値上げはいつから適用されますか?

A. 多くのメーカーで2026年4月1日出荷分より価格改定が適用されます。スーパーや酒販店の店頭価格への反映は、仕入れタイミングにより4月上旬〜中旬ごろになる場合が多いと見込まれます。すでに4月以前に仕入れた在庫は旧価格のまま販売されることもあります。

Q. ノンアルコール飲料も値上がりしますか?

A. 大手ビールメーカー(アサヒ・キリン・サッポロ・サントリー)によるビール類・ノンアルコール飲料の一斉値上げは2025年4月に実施済みで、2026年4月の価格改定は予定されていません。ただし、2026年10月の酒税改正で発泡酒・新ジャンルの税率が引き上げられる予定のため、秋以降の価格動向には注意が必要です。

Q. 輸入ウイスキーも値上がりしますか?

A. はい。サントリーが取り扱う「ザ・マッカラン」などの輸入ウイスキーも今回の価格改定対象に含まれています。円安による調達コスト上昇が主な背景です。

Q. 飲食店でのお酒の値段にも影響はありますか?

A. 飲食店はメーカーや卸からの仕入れ価格をもとに店頭価格を設定しています。今回の値上げを受けて、飲食店でのビールや日本酒・焼酎の価格が引き上げられるケースも出てくる可能性があります。特に原価率が高い大衆居酒屋などへの影響が大きい傾向があります。


まとめ:2026年4月のお酒値上げ、押さえておきたいポイント

徳利から湯気の立つ日本酒をおちょこに注ぐ落ち着いた和の晩酌シーン

2026年4月のお酒値上げは、ウイスキー・日本酒・焼酎・クラフトビール・梅酒と、幅広いジャンルにまたがるものとなっています。主な要点を整理します。

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確認事項内容
最大規模の値上げサントリー:39ブランド・187品目(ウイスキー・焼酎・輸入ワイン)
日本酒「久保田」「獺祭」など人気銘柄が5〜15%前後の値上げ
焼酎雲海酒造・白玉醸造「魔王」など、10〜20%の改定も
クラフトビールヤッホーブルーイング「よなよなエール」ほか約10%の値上げ
梅酒・リキュール平和酒造「鶴梅」など、720mlで200円超の値上げ
今後の注意点2026年10月の酒税改正で発泡酒・新ジャンルがさらに値上がりの可能性

値上げを受け入れながらも、まとめ買いのタイミングや購入場所の工夫、銘柄・ジャンルの見直しなどを組み合わせることで、家計への影響を少しでも抑えることができます。

お酒を楽しむ生活を守るために、ぜひ今回の情報を参考にしていただければ幸いです。


本記事の価格情報は各メーカーの公式発表および酒販店情報をもとに作成しています(2026年3月時点)。価格は希望小売価格(税込)で、実際の店頭価格とは異なる場合があります。最新情報は各メーカーの公式サイトでご確認ください。

酒類(ビール・ワイン・ウイスキー・缶飲料)の価格が上昇している様子を、コインの積み上がりと上向きの矢印で表現したイラスト

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この記事を書いた人

yutaのアバター yuta 値上げトピックス運営者/現役会社員

エネルギー業界に勤務する30代。燃料価格や物価の動きを日々肌で感じる立場から、「値上げはなぜ起きるのか、家計にどう響くのか」を生活者の視点でわかりやすく伝えることを目指して、値上げトピックスを運営しています。
くるまトピックスでは、ニュースの背景やカーライフへの影響を整理し、できるだけわかりやすく解説しています。

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