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カルビーのポテトチップスが値上げ|2026年6月の対象商品と値上がり幅まとめ

「またポテチが値上がりするの…?」そんな声が聞こえてきそうなニュースが、2026年2月に入って報じられました。大手スナック菓子メーカーのカルビーが、ポテトチップスやじゃがビーなど17品を、2026年6月1日の納品分から順次値上げすることを発表したのです。

スーパーやコンビニで気軽に手に取れる定番のおやつだけに、「どの商品が・いくら上がるのか」「なぜ値上げが続くのか」「家計への影響はどれくらい?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、今回の値上げの詳細から背景にある原因、そして家計への賢い向き合い方まで、わかりやすくまとめています。


目次

2026年6月、カルビーが17品を値上げへ

カルビーは2026年2月2日、一部商品の価格改定を2026年6月1日(月)納品分より順次実施すると正式に発表しました。

今回の値上げ対象は、全国発売のポテトチップスとエリア限定品を合わせたポテトチップス14品、そしてJagabee(じゃがビー)3品の合計17品です。

カテゴリ対象品数想定値上げ率
ポテトチップス(全国・地域限定)14品5〜10%程度
Jagabee(じゃがビー)3品30%程度
合計17品5〜30%程度

(出典:カルビー株式会社「価格改定に関するお知らせ」2026年2月2日)


具体的にいくら上がる?主要商品の値上がり一覧

値上げ後の店頭想定価格(いずれもオープン価格のため目安)は次のとおりです。

ポテトチップス(5〜10%程度の値上げ)

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商品名内容量値上げ前(目安)値上げ後(目安)上昇幅
ポテトチップス うすしお味55g160円前後170円前後+10円
ポテトチップス コンソメパンチ55g160円前後170円前後+10円
ポテトチップス のりしお55g160円前後170円前後+10円
ポテトチップス しあわせバタ~55g160円前後170円前後+10円
ポテトチップス フレンチサラダ55g160円前後170円前後+10円
ピザポテト60g180円前後190円前後+10円

Jagabee(じゃがビー)(30%程度の値上げ)

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商品名内容量値上げ前(目安)値上げ後(目安)上昇幅
Jagabee うすしお味75g280円前後370円前後+90円
Jagabee バターしょうゆ味75g280円前後370円前後+90円
Jagabee 紀州産完熟梅味75g280円前後370円前後+90円

※いずれも店頭での想定価格のため、実際の販売価格は店舗によって異なります。

注目ポイント:じゃがビーの値上げ幅が大きい理由

ポテトチップスの値上げ率が5〜10%程度であるのに対し、じゃがビーは30%程度と大幅な上昇となっています。じゃがビーの前回値上げは2024年6月納品分のときであり、その後の原材料コストの上昇分をまとめて反映した形とみられます。一方、ポテトチップス(55g)については、2025年7月に内容量を60gから55gに減らす実質値上げが行われており、今回は価格そのものの改定が加わります。


直近の値上げの流れをおさらい

今回の6月値上げは、カルビーにとって近年で何度目かの価格改定となります。直近の動きをまとめると、以下のとおりです。

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時期内容
2022年〜2023年ポテトチップスを140円→160円前後に段階値上げ
2025年2月(2026年2月2日納品分)ポテトチップス70gを170円→180円前後に値上げ、シリアルなど計23品
2025年7月ポテトチップスの内容量を60g→55gに削減(実質値上げ)
2026年6月(今回)ポテトチップス55gなど17品を5〜30%程度値上げ

こうして振り返ると、価格の引き上げだけでなく「内容量を減らす実質値上げ」も組み合わさりながら、じわじわとコストが上がってきたことがわかります。


なぜ値上げが続くのか?背景にある3つの原因

原因① 北海道産じゃがいもの大幅な不作

ポテトチップスの原料の中心は、北海道産のじゃがいもです。日本全体のじゃがいも収穫量のうち、北海道産が約83%を占めているため、北海道の天候がそのまま価格に直結します。

2024年夏から2025年にかけて、北海道では記録的な高温と雨不足が続きました。7月から8月のじゃがいもが大きく育つ時期に水が足りず、収穫されるいもが小さいサイズばかりになってしまったのです。北海道の主産地・十勝地方では、2024年6月の降水量が前年比57.0%、7月も85.8%にとどまったというデータもあります。

この影響で北海道産じゃがいもの取扱量は前年比で大幅に減少し、2025年には小売価格が前年比で約4割上昇した時期もありました。さらに、九州産の春じゃがいもも天候不順による不作が重なり、代替供給の確保が難しい状況が続いています。

原因② 原材料・エネルギーコストの高止まり

じゃがいもそのものの価格だけでなく、製造に関わるさまざまなコストも上昇しています。ポテトチップスの製造には揚げるための植物油や、製造設備を動かすエネルギーが必要です。原油価格の高止まりや円安の影響で、これらの調達コストも高い水準が続いています。

特に植物油(パーム油など)については、国際相場の変動に大きく左右されやすく、円安が進むほど輸入コストが膨らみます。

原因③ 物流費・人件費の上昇

近年の物流費の上昇や、食品製造現場での人手不足に伴う人件費の増加も、メーカーにとって無視できないコスト要因です。2024年問題(トラック運転手の時間外労働規制)以降、食品の輸送コストは全般的に上昇傾向にあり、これがスナック菓子の価格にも間接的に影響しています。


過去の値上げと比べてどう変わった?じゃがいも小売価格の推移

農林水産省の統計を参考にすると、直近の市場価格の変動が際立っています。2025年5月時点でじゃがいも1kgの全国平均小売価格は前年同月比で約40%上昇し、同年7月のスーパーでの平均価格は1kg当たり約458円に達しました。過去10年で最高値を記録したのは2025年5月の631円(1kg・卸値ベース)とされており、いかに近年の水準が異例であるかがわかります。

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時期じゃがいも1kgスーパー平均価格(目安)
2019年12月314円前後(過去10年最安値水準)
2025年5月631円前後(過去10年最高値水準)※卸値ベース
2025年7月458円前後(全国スーパー平均)

(参考:農業総合研究所・農林水産省ほか各種データ)

この原料価格の高騰が、そのままポテトチップスなどのメーカーの製造コストに反映されています。


家計への影響はどれくらい?

ポテトチップス1袋あたりの値上がり幅は10円前後(55g品)と、一見小さく見えます。しかし毎週のように購入する習慣があるご家庭では、年間で考えると積み重なります。

仮にポテトチップス55gを週1袋購入するとした場合、年間では約500円以上の支出増となります。さらに、じゃがビーをよく買う方は1袋あたり90円の値上がりとなるため、影響は大きくなります。

また、今回のカルビーの値上げはスナック菓子業界全体に波及する可能性があります。原材料や物流コストの上昇は業界共通の課題であるため、他メーカーが追随して値上げを実施する展開も考えられます。


今後の見通しは?

今回の値上げ後も、すぐに値下がりに転じる材料は現時点では少ないと見られています。

じゃがいもの価格は、北海道産の収穫量が回復する秋以降に落ち着く可能性もありますが、生産者の高齢化や後継者不足による作付面積の縮小という構造的な問題が根底にあります。また、円安や物流コストの上昇は短期間では解消が難しい要因です。

カルビー自身も、今後も価格改定が継続する可能性を完全には否定できない状況にあります。しばらくは「スナック菓子が高い時代」が続くと考えておく方が現実的かもしれません。


ポテトチップスの値上がりと上手に向き合う家計対策

値上がりは避けられないとしても、日頃の買い方を少し工夫するだけで支出を抑えることができます。

① まとめ買いよりも「特売を狙う」買い方に

スーパーのチラシやアプリでセール情報を事前にチェックし、まとめて購入するよりも「特売のときだけ買う」スタイルに切り替えると、1袋あたりの実質購入コストを下げやすくなります。

② プライベートブランド(PB)商品を活用する

イオンやセブン&アイ、コープなどが展開するプライベートブランドのポテトチップスは、メーカー品と比べて価格が抑えられている傾向があります。内容量や味が異なることもありますが、日常使いの選択肢として検討してみましょう。

③ 買いすぎない仕組みをつくる

「安いから」とついまとめ買いしてしまいがちなお菓子類ですが、買いすぎは消費量の増加につながります。1週間で購入する量をあらかじめ決めるなど、購入量のルールを設けるだけで無駄な出費を減らせます。

④ おやつ全体の「コスパ」で考える

ポテトチップス以外のお菓子(おせんべい・あられ・チョコレートなど)と比較しながら、内容量あたりのコストで選ぶ習慣をつけると、出費のコントロールがしやすくなります。

⑤ ふるさと納税を活用する

ふるさと納税の返礼品として、じゃがいもやスナック菓子を扱っている自治体もあります。節税効果と食品費の節約を組み合わせる方法として、うまく活用してみましょう。


まとめ:6月からの値上げ、ポイントをおさらい

項目内容
値上げ実施時期2026年6月1日納品分より順次
対象商品数17品(ポテトチップス14品・じゃがビー3品)
ポテトチップスの値上げ率5〜10%程度
じゃがビーの値上げ率30%程度
うすしお味55gの想定価格160円前後 → 170円前後
Jagabee うすしお味75gの想定価格280円前後 → 370円前後
主な値上げ要因北海道じゃがいもの不作・原材料コスト高騰・物流費上昇

カルビーのポテトチップス値上げは、じゃがいもの供給不足と製造コスト全体の上昇という複合的な要因が重なった結果です。「なんで毎回値上がりするの?」と感じている方の疑問が、少しでも解けていれば幸いです。

日々の買い物を工夫しながら、値上げの波を賢く乗り越えていきましょう。


よくある質問(Q&A)

Q. カルビーのポテトチップスが値上げになるのはいつから?

A. 2026年6月1日(月)の納品分から順次値上げが始まります。実際に店頭で値上がり後の価格になるタイミングは、店舗の在庫状況によって多少前後する場合があります。

Q. 今回値上げになるのはどの商品?

A. ポテトチップス(うすしお味・コンソメパンチ・のりしお・しあわせバタ~・フレンチサラダなど全国品・地域限定品14品)、Jagabee(じゃがビー)3品、ピザポテトが対象です。

Q. ポテトチップスの値上がり幅はどれくらい?

A. ポテトチップス55gの主要フレーバー(うすしお味など)は、160円前後から170円前後への引き上げを見込んでいます(店頭想定価格、目安)。じゃがビーは280円前後から370円前後と、30%程度の大幅な値上げとなります。

Q. なぜポテトチップスが値上がりするの?

A. 最大の要因はじゃがいもの原材料価格の高騰です。北海道産じゃがいもが近年の猛暑・少雨の影響で不作となり、供給量が大幅に落ち込んでいます。また、植物油・エネルギーコストの上昇、物流費や人件費の増加も重なっています。

Q. カルビーのポテトチップスは今後も値上がり続ける?

A. じゃがいもの生産量回復には時間がかかると見られており、短期的にはコスト高が続く可能性があります。生産者の高齢化による作付面積の縮小という構造的な問題もあるため、今後の価格動向には引き続き注意が必要です。

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この記事を書いた人

yutaのアバター yuta 値上げトピックス運営者/現役会社員

エネルギー業界に勤務する30代。燃料価格や物価の動きを日々肌で感じる立場から、「値上げはなぜ起きるのか、家計にどう響くのか」を生活者の視点でわかりやすく伝えることを目指して、値上げトピックスを運営しています。

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